番組には入らなかったけれど、ぜひ多くの人たちに知っていただきたい作品について
このコーナーで作品を発表させていただきました。ぜひご覧ください。

【それ以上の皆さんー01】

忘れられない空がある
覚えたてのオリオン座 指さし数えた大三角
夜を駆ける獅子座流星群

いつだって すぐそこにある空を見上げて
あの日を思い出す
はじめて星と星を結んだあの夜のことを

だから今日も一番星を見つけることからはじめる
そこから紡ぎだすのは 幼きあの夜の続き
何度も何度もめぐる 明日への物語


深澤香里

「星々の声」

人は星に何を願う
夢や愛、あるいは金かもしれないが
そのような欲は
いつの時代も消えることはなく
都合の悪くなったときや
いよいよどうにもならないとき
人は星にすらすがるのか
昼夜問わず
空を見上げては
青空のむこう
雲のはるか上
地球という星を越え
紺碧に輝くその空間
名もなき惑星でも
人は繋がりたがる
星々は答えるように

瞬いた
どんなに小さくても
たとえ陽が射し見えなくても
音もたてず
見守っている
ひとりでは光ることができないと
知っているから
差し伸ばす手の代わりに
ただただ、輝く


AMORE

「the Milky way」

キラキラと
瞬く想い
とめどなく
銀河のかなた
高鳴る鼓動


猫本 真智子

好きだよ。出会えて10周年。
星空の下でキャンプしたこともあったね。
プロポーズいつかされるのかな?
あの星のように美しい宝石じゃなくてもいい。
あなたの気持ちがある指輪があれば。
愛してる。
障害者の私を愛してくれてありがとう。


市村雅子

世界のものさし

宇宙に興味がある。
UFOが好きだとか、そういうことではない。
満天の星空に魅了されてとか、そうゆうことでもない。
私はただ、単純に先のことを知っておきたいと思うのだ。
私が死んで、世界の一部となったその後。
私たちはそれで、その後いったいどうなるのかということを。
だから宇宙に興味がある。

宇宙の仕事に携わる者にとって、気がかりな問題がひとつある。
それは日頃、宇宙という気絶してしまいそうなほど巨大な存在を相手に仕事をしていると、
自分の物差までなんだか大きくなりすぎてしまって、
世の中の諸問題そのほとんどが、枝毛みたいなものに感じてしまうということだ。
それはやはり、正しいことではないと思う。

仕事を終えて、家路につく。
家には家族が待っている。
私は家族を愛している。
家族と食卓を囲んでいると、
きゅーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーー、
という音が聴こえ始める。
本当にそうゆう音が聴こえるのだ。
それは私の物差が急速に縮んでいる音。
私の手の届く小さな世界が色を取り戻し、
匂いを取り戻し、
音を取り戻し、
温度を取り戻し、
あるいは影を取り戻してていくのがわかる。

世界は何て美しいと思う。
人生はなんて素晴らしいと。
だから宇宙に興味がある。


齋藤キャメル

「くくる星」

少年時代、あの頃
手の皮がすりむけてもバットを振り続けた
誰にも負けたくないと、人一倍ボールを投げた
全てを出し切った最後の試合...負けた...
くやしくて、くやしくて、家までの帰り道
覚えたてのオリオン座を見上げながらつぶやいた "また頑張ろう"

成年時代、上を向いて
社会という「期待と不安」で渦巻く海に
「己」という舟を出した、あの頃から
何度も自分に負けて、何度も挫折して、何度も泣いた
その度に、夜空を見て探している
一生忘れないオリオン座とあの頃くくりつけた "また頑張ろう"


高橋伸輔

「夜の美術館」

なんでこんなにも
空を見上げただけで感動してしまうんだろう

散りばめられた星たちが川になって流れてる
ぴーんと澄んだ空気の中で
ただひたすらに光ってる

点と点が結ぶドラマに酔いながら
今日も夜の美術館で生き返る


なかよしこよし

わたしがうまれたとき
空には星がありました

わたしがしぬとき
空には星があるでしょう

そして またいつか うまれるとき

空には星があってほしい


ユウコ

うまれては きえ
うまれては きえ
きえては うまれ
うまれては きえ

きえて
きえて
きえて

うまれて
きえて
うまれて
うまれて
うまれて
うまれて

うまれて
うまれて
うまれて
きえる

まれては きえ
きえては うまれ

ほしも いのちなのだと しる


Yuki

8月に生まれたあなた
そして 8月に逝ってしまったあなた
紅いリボンの似合う子でした。
あなたの誕生日には、今も
小さな紅いバラを飾っています
いつか必ず あなたのもとに帰るから
あのアンタレスの辺りで
待っていてくださいね


佐野 友里恵

もう、40年もまえのこと
ぼくがまだ、人間というよりは、
犬や猫の子に近かったころ
入学した小学校で、はじめての学芸会
上級生のお姉さんたちが音楽劇をみせてくれたのです

ステージの、青白い照明に照らされて、
彼女がうたったのは、『星の世界』

その澄みわたった歌声と、
ほんとうの宇宙のような静かな闇は、
犬や猫の子に近かったぼくを、
人間の子が立つ場所へと、押していったのでした

そういうわけで、なんとか人間をやって長い年月(としつき)なんだ
いまも
透明度の高い闇のおくのおく 微かに灯された星の光を見上げると
どこからか、『星の世界』が流れてくるのです
あの頃想像した未来とは、似ても似つかないぼくだけれど
『星の世界』は、それでも優しいのです


roulanmusic

星に願いを(3月11日から)

3月11日、南三陸町で
首まで水につかった女性が教えてくれた
「あの日の夜、星がとってもきれいだったのよ。」
寒かった、何もなくなってしまった。
星は深遠で虚無感に満ちた色だったろう・・・。

夏、職場のプラネタリウムで
満天の星空を出し
彼女の話をすると
シーンとなる。
「東北に思いをはせて
何か出来ることをしましょう。」
小さな男の子が「はい」と応えてくれた

冬、娘の通う高校の用務さんから
「星を見ることで被災地の人が心を癒してもらえないだろうか?」
とリクエスト。

「星に願いを」のチラシを作ってみた。
明るく輝く木星に見守り星になってもらおう
流れ星を見ながら願いをとなえてもらおう!
「空はつながっています。応援しています」のメッセージ入り。
高校生達の手作りの品と一緒に南三陸に届けてもらった。

地元のFM放送でチラシの内容を毎日流してくださったそうだ
「星を見ながらあなた達のことを想うからね」
そう話してくださったと聞いた。

高校生もふたご座流星群を観ようと生徒たちに呼びかけた

晴れてくれ!
12月14日の夜。
「南三陸町の皆さ〜ん、見てますかー?」
呼びかけるとスーッと流れた。
心が通じたのだろうか・・・。
悲しみと絶望の色だった星空は
少しずつ希望の色に変わっていますか・・・?
私達が夜空のつながりを心の絆へとたかめてゆきたい
私達で夜空を希望の色に変えてゆこう!


ほしむすび

10年前
自分の上に星が輝いているなんて考えたこともなかった

5年前
たくさんの星の下で生きていることを知った

4年前
星を見上げるとき、今この瞬間、きっと誰かもこの星を見ていると
思えた

3年前
満天の星たちも、空の下の小さな命も、みな同じ星のかけら、
と嬉しくなった

2年前
天の川を見た時、誰かが隣にいたらいいなとつぶやいた

1年前
雲を見るのも面白いよと教えてもらった


晴れても曇っても空を見上げる
雲が流れる
星が瞬く
となりの息づかい
遠くにいる笑顔
深く広がる空の下


植村あゆみ

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